スウェーデンの商用車大手ボルボは14日、ベルギーのイーストフランダース州ヘント(Ghent)市にある工場で大型トラックの電気自動車(EV)の量産を開始したと発表した。ディーゼルエンジン車や天然ガスエンジン車と同じ生産ラインで製造するとしている。


同工場の化石燃料を使用する内燃エンジン車とEVを合わせた生産能力は年間4万5000台で、同社内では最大の規模となっている。同工場はフランスと米国、スウェーデンの工場に続いて同社で4番目のEV生産拠点となった。

■3モデルのEVを生産

ヘント工場では「FH」と「FM」のEVに加えて「FMXエレクトリック」の3モデルのEVを生産する。電池パックは隣接する電池組立工場から納入される。ただし、電池セルの調達先については言及していない。

同社はこれまでに42カ国で計6000台のEVを受注したとしている。

2023/09/19

 

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