ドイツの自動車部品大手エバスペヒャー(Eberspaecher)は10日、排ガス制御技術ブランド子会社のプレム・バイ・エバスペヒャー(Purem by Eberspacher)とタイの同業であるアーピコ(AAPICO)との合弁会社であるプレム・アーピコがマレーシアで新工場を開所したと発表した。同合弁会社にとって初の生産拠点となる。

新工場では排ガス制御システムを製造する。年産能力は40万ユニットで、マレーシアの自動車メーカーが生産する4モデルの車両向けに供給する。面積は4000平方メートルで、新規雇用創出は100人。将来的には最大7000平方メートルまで拡張することも想定している。

■近くタイ工場も開所

プレム・アーピコは近くタイでも新工場を開所させる予定だ。タイ工場は同国の首都バンコクの南方100キロメートルにあるアマタシティ・ラヨン工業団地内のアーピコの既存工場敷地内に所在し、米国車メーカーのタイ工場で生産されているピックアップトラック向けに排ガス制御システムを製造する見通しという。

プレム・アーピコは昨年8月の設立で、出資比率はプレム・インターナショナルが51%、アーピコが49%となっている。

2023/10/12

 

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