変速機大手のジヤトコは12日、小・中型FF(前輪駆動)車用の新型CVT(無段変速機)「Jatco CVT―XS」を開発し、メキシコ子会社ジヤトコ・メキシコの中部アグアスカリエンテス州の工場で生産を開始したと発表した。


新開発のCVT―XSは、伝達効率90%の「CVT―X」をさらに進化させた。ドライバーの意図通りの加速感や優れた応答性により運転性能を高め、燃費も向上。これまで横置きだったコントロールバルブを縦置きにしてユニットの全高を低くして搭載した小型車両の衝突要件も達成し、安全性向上に寄与するとしている。

■日産「セントラ」に搭載

CVT―XSは北米で発売中の日産自動車の小型セダン「セントラ」に搭載されているという。ジヤトコは2003年、初の海外の生産拠点としてジヤトコ・メキシコを設立した。

2023/10/13

 

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