中国の国有自動車メーカー、北京汽車集団(北汽集団)傘下の商用車大手である福田汽車(Foton Motor)は20日、イタリアの二輪大手ピアッジオと電気自動車(EV)の小型商用車(LCV)を共同生産することで合意したと発表した。

ピアッジオがトスカーナ州ピサ県ポンテデーラ(Pontedera)に保有する既存工場で2モデルを生産し、2024年末までに欧州各国での発売を目指す。都市部での集配用途を想定しており、最大積載量は1トン以上に設定するとしている。

■「ポーター」シリーズとして販売

福田汽車とピアッジオは2018年にLCVを共同開発する契約を締結。2021年には化石燃料を使用する内燃エンジン車のLCVである「ポーターNP6」を欧州市場に投入していた。新型のEVについてもポーターシリーズとして販売する方針。先進運転支援システム(ADAS)なども搭載するとしている。

2023/10/23

 

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