台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海(ホンハイ)精密工業を中核とする鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)が主導するMIHコンソーシアムはジャパンモビリティショー(旧・東京モーターショー)で最先端のアーバン・モビリティ・ソリューションを発表した。

発表の中心となったのは、3人乗りのEV(電気自動車)コンセプトの「プロジェクトX」とスマート物流に関する包括的な戦略を提供する「プロジェクトY」。これらのプロジェクトはともに、通勤者などのピープルムーバー(People Mover)と、物流などのグッズムーバー(Goods Mover)の両方を対象とし、カーシェアリングやライドヘイリング、フードデリバリーなど、都市交通の変化に対応するソリューションを提供する。

プロジェクトXは2人乗りと3人乗りに柔軟に対応できる多彩なシートアレンジを提供。独自の固定式電池と電池交換システムを組み合わせることで、航続距離への不安を解消する。航続距離は固定式電池が150キロメートルで、交換式電池が20キロ、最高時速は120キロとなっている。

2023/10/26

 

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