豪連邦自動車商工会議所(FCAI)が発表した2023年10月の新車販売台数(乗用車、商用車)は前年同月比22.3%増の10万6809台と7カ月連続で増加した。1~10月の累計販売は前年同期比12%増の100万6095台となった。10月末時点で累計販売が100万台を突破したのは初めて。


■全車種が増加

10月の車種別の販売台数は、乗用車が32.2%増の1万7616台と3カ月連続で増加。スポーツタイプ多目的車(SUV)は22.3%増の5万9259台と16カ月連続で増加した。小型商用車(LCV)は19.7%増の2万5681台、大型商用車は4.5%増の4253台で、ともに3カ月連続で増加した。

■首位トヨタが3カ月連続の増加

地元各メディアによると、10月のメーカー別の販売台数は、首位のトヨタ自動車が11.2%増の2万298台と3カ月連続で増加。2位のマツダは61.3%増の9316台と2カ月連続で増加した。3位のフォード・モーターは10%増の8605台。現代自動車が25.2%増の6620台と5カ月ぶりに増加し、5位から4位に上昇した。

三菱自動車が6.9%増の6395台と増加に転じ、6位から5位に上昇。上海汽車集団(上汽集団)傘下のMGブランドが21.3%増の6102台で7位から6位に上昇した。起亜は11.5%減の5647台と2カ月ぶりに減少し、4位から7位に後退した。

独フォルクスワーゲン(VW)が36.3%増の4361台で8位に、いすゞが45.2%増の4160台で9位に、それぞれ浮上。日産自動車は201.2%増の3756台と急伸を続けたが、9位から10位に後退した。



2023/11/07

 

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