豊田合成は29日、主力のセーフテーシステム製品の中国での生産体制を強化するために広東省仏山市に新設した工場を稼働したと発表した。28日に開所式を開催した。

新工場は、グループ会社である豊田合成(佛山)汽車部品(佛山TGP)の分工場として仏山市順徳区に建設。敷地面積は約5万4000平方メートルで、建屋面積は約4万3000平方メートル。エアバッグのほか、ハンドル、ポップアップフードアクチュエーターなどを生産し、中国での自動車生産の拡大や安全規制強化により見込まれる、エアバッグなどの需要拡大に対応する。

新工場は最新の生産技術を導入した「スマート工場」として、製品の組み付け・搬送などの自働化や設備の電動化を通じ、効率的で環境に配慮したモノづくりを追求するとしている。

2023/11/30

 

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