米ゼネラル・モーターズ(GM)は7日、特殊車両メーカーの米オートカー・インダストリーズに燃料電池(FC)システムの「ハイドロテック(HYDROTEC)」を供給することで合意したと発表した。セメントミキサー車やダンプトラック、港湾向けのコンテナ輸送車両、ゴミ収集車などのゼロエミッション化を実現するとしている。


オートカーと同じくGVWグループの傘下にあるTriz EngineeringがFCと車載電池システム、回生ブレーキなどをつないで電力を分配するシステムの構築と車両への統合などを担う。GMはミシガン州ブラウンズタウンの工場で燃料電池を製造し、オートカー側に供給する。

■同一車台で26年中に生産開始

オートカーはまずミキサー車とダンプトラックを開発した後に、コンテナ輸送車両とゴミ収集車の開発を進める方針。これら4タイプの特殊車両はいずれも同じプラットフォーム(車台)をベースに製造される。オートカーは2026年中にアラバマ州バーミンガムでFC特殊車両の生産を開始する予定としている。

2023/12/11

 

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