日揮ホールディングスは12日、海外のEPC(設計・調達・建設)事業会社の日揮グローバルとドイツの同業エキサイト(Exyte)傘下のエキサイトシンガポール(Exyte Singapore)が東南アジア諸国で先端技術産業分野のEPCプロジェクトの受注・遂行に関する協業契約を締結したと発表した。半導体や蓄電池などの先端技術産業に特化した施設のEPCを手掛ける。

■4カ国で協業

日揮グローバルとエキサイトシンガポールの両社は、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイの4カ国での先端産業分野での協業契約を締結。両社は同分野での営業活動からEPCプロジェクトの見積・受注・遂行を共同で実施し、ともに事業拡大を目指す。

エキサイトグループは1912年創業で、半導体、蓄電池製造、バイオ医薬品などのライフサイエンス、データセンターなどの先端技術産業施設に特化したEPC事業を手掛ける。同社はこれまで、国際的な半導体、ソフトウエア、自動車関連企業向けに、世界中で多数のEPCプロジェクトを遂行してきた。

エキサイトシンガポールは現在、同グループの東南アジア拠点としてシンガポールとマレーシアで事業を展開しており、今後は先端技術産業分野の発展や市場の拡大が見込まれるインドネシア、フィリピン、ベトナム、タイでのEPC案件の受注拡大を目指していく計画という。

2023/12/13

 

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