三菱自動車は15日、インドネシアの合弁会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)が軽商用EV(電気自動車)の新型「ミニキャブEV(現地名:L100EV)」の生産を開始したと発表した。年内の発売を予定する。

ミニキャブEVはワンボックスタイプの軽商用EVで、世界初の量産EV「アイ・ミーブ」で実績のあるEVシステムを搭載。駆動用電池をフロア中央の床下に配置するなど、荷室容量を犠牲にすることなくEVコンポーネントを搭載することで、大容量な荷室の確保と、低重心化による優れた操縦安定性、良好な乗り心地を実現した。

三菱自の加藤隆雄社長は「今回、当社として海外初となるEVの生産開始により、アセアンにおけるEVへのニーズの高まりに応えると同時に、同国の環境に対する取り組みについても貢献していきたい」と述べている。

■「パジェロスポーツ」を豪州に輸出へ

同社は東南アジア諸国連合(ASEAN)戦略の一環として、これまでタイで生産し、豪州に輸出しているミッドサイズSUV「パジェロスポーツ」を年内に一部インドネシアから輸出する予定としている。

2023/12/18

 

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