ドイツの自動車部品・タイヤ大手コンチネンタルはこのほど、独ニーダーザクセン州ハノーファー市に建設した新本社を正式に開所したと発表した。

新本社は6棟からなり、今月1日からグループファンクション部門とタイヤ部門、ゴム・プラスチック部門コンチテック(ContiTech)の従業員、計約2400人が勤務する。統合されたオープンスペースコンセプトに基づき、社員の交流や協力のための区域、作業に集中するためのクワイエットゾーンなどを備えている。

地熱システムで建物の冷暖房を行うほか、屋上の緑化エリアには年間で最大30万キロワット時(kWh)の電力を生成する太陽光発電システムを備えており、2つの駐車場にある100カ所の充電ポイントで電気自動車(EV)や電動自転車の充電に使用される電力などを供給している。

コンチネンタルのセッツァー最高経営責任者(CEO)は新本社について、「オープンでコネクテッドかつサステナブルな作業環境で、当社のビジョンや価値観、文化が活性化される場所だ」と述べた。

2023/12/20

 

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