自動車部品メーカーの独ヴィテスコ・テクノロジーズ(Vitesco Technologies)は25日、チェコ北東部のオストラヴァ(Ostrava)市で電気自動車(EV)向けの部品を製造する新工場を開設すると発表した。年内に稼働させる方針だ。


■インバーターなど生産

投資額は1億8800万ユーロ(約300億円)で、敷地面積は3万8000平方メートル。オストラヴァ市内のフルショフ(Hrusov)地区に所在する。EV向けのインバーターやオンボードチャージャー、急速充電モジュール、エネルギー分配ユニットなどを製造する。当初の従業員数は150人だが、2027年には1000人以上に増えるとしている。

同社は2027年までにチェコ国内で5億7600万ユーロ(約922億円)を投資する計画となっており、今回の新工場も同計画に含まれるとしている。

■オンセミのチェコ工場から半導体を調達

ヴィテスコの新工場は同国東部ロズノフ(Roznov)市にある車載半導体メーカー大手の米オンセミ(onsemi)の工場から炭化ケイ素(SiC)半導体を調達することになっているという。

2024/01/26

 

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