欧米自動車大手ステランティスは12日、ハンガリー西部セントゴットハールド(Szentgotthard)の工場に1億300万ユーロ(約166億円)を投じ、電気自動車(EV)向けの電動ドライブモジュール(EDM)を生産すると発表した。2026年後半の生産開始を目指す。

■3カ所目のEDM生産拠点に

セントゴットハールド工場では現在、化石燃料を使用する内燃エンジンを生産している。今回の拡張により、主要部品の製造や電気モーターと減速機、インバーターを組み合わせた「3 in 1」式EDMの組み立てと試験などが可能になる。同工場はフランス北東部トレムリー(Tremery)工場と米インディアナ州ココモ工場に続き、3カ所目のEDMの生産拠点となる。

■伊工場でeDCTの生産拡大

同社はまた、イタリア北西部トリノのミラフィオリ工場で年内にハイブリッド車(HV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)向けに次世代の電動デュアル・クラッチ・トランスミッション(eDCT)の生産を拡大すると明らかにした。

2024/2/14

 

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