日本ゼオンは19日、中国の電池用材料の製造、販売会社である深セン好電科技と同社の董事長(会長に相当)の王鍵氏を被告とした民事訴訟を、1月5日付で深セン市中級人民法院に提起したことを明らかにした。


日本ゼオンは、同社のリチウムイオン電池用バインダーに関する営業秘密を不正に利用している疑いについて深セン好電科技に是正を求めてきたが、解決に至らなかったために同社を提訴。中国の不正競争防止法などに基づき、損害賠償と営業秘密の開示・使用・許諾などの差し止めを求めている。

日本ゼオンは今後も知的財産権の侵害に対しては断固とした対応を取り、グローバルに拡大する電池市場を独自技術に基づく製品によって支えていくとしている。

2024/2/20

 

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