シンガポールのモビリティ電動化ソリューション開発会社のENNOVIは6日、電池モジュールの接続性と効率を再定義するために設計された角型電池セル接触システムの「ENNOVI-CellConnect-Prism」を発表した。


ENNOVI-CellConnect-Prismは個々の角型電池セルをシームレスに統合し、より大型の電池モジュールや高度なセル・トゥ・パック(CTP)およびセル・トゥ・シャシー(CTC)構成の構築を実現。組み立てプロセスを合理化し、非効率性を排除することで材料の使用を最適化し、コストを削減しながら、電池パックの生産を加速するとしている。

■ダイカット回路基板(FDC)を採用

ENNOVI-CellConnect-Prismの重要なイノベーションの一つは、従来のフレキシブルプリント回路基板(FPC)に代わるダイカット回路基板(FDC)を採用したこととされる。このリール・トゥ・リール工程は環境への影響を最小限に抑えながら、生産時間とコストを削減する。さらに、自動車グレードのPET(ポリエステル)素材を使用し、ホットバーはんだ付けを行うことで、完全性を損なうことなく最適な耐熱性とコンポーネントの取り付けを確実にするという。

ENNOVIは現在、ENNOVI-CellConnectシステムを特許出願中。ENNOVI-CellConnect-Prismに関する詳細情報は同社のウェブサイト( https://ennovi.com/cell-contacting-system-prismatic )で閲覧できる。

2024/03/08

 

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