インドの商用車大手アショック・レイランドは19日、同国のベンチャー企業で自動運転システムの開発を手掛けるマイナスゼロ(Minus Zero)と提携すると発表した。アショックのトラックにマイナスゼロの自動運転システムを搭載する形で共同開発を進める方針だ。


マイナスゼロは2021年の設立で、インド南部カルナタカ州ベンガルール(旧:バンガロール)市に本社を置く。人工知能(AI)を組み込んだ自動運転システムの開発を目指しており、2023年6月に同社として初のコンセプト車となる「zPod」を発表した。同社の開発する自動運転システムはカメラベースの技術で、ライダー(Lidar、レーザー光線を使った距離計測技術)センサーを必要としないことが特長とされる。

■まずは港湾や工場敷地内を自律走行

両社はまず港湾や工場の敷地内などで運用することを想定した自動運転トラックを開発し、その後は関係当局の規制などを踏まえて拠点間を結ぶ長距離輸送トラックの開発へと移行することを想定している。

2024/03/22

 

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