米ミシガン州ロチェスターヒルズに本社を置く自動車部品会社のソレロ・テクノロジーズ(Solero Technologies)は15日、オランダ企業のケンドリオン(Kendrion)の欧州と米国の自動車部品事業を買収することで合意したと発表した。


ケンドリオンは1911年の設立で、自動車部品事業とソフトウエア事業、電子機器事業を展開し、自動車部品事業ではアクチュエーターや制御技術、センサー、バルブなどを製造している。主な市場はドイツで、このほかオランダ、スペイン、ポルトガル、チェコで事業を展開している。

■7~9月期に買収手続き完了へ

買収手続きは今年第3四半期(7~9月)中に完了する予定。ソレロが買収する資産はケンドリオンの自動車部品事業の約80%を占める。ケンドリオンの売却益は約2億25550万米ドルに上る。米投資会社Atar Capitalがソレロによる事業買収を支援する。

ソレロは1972年の設立で、トランスミッションやエンジン用のソレノイド、アイドリングストップ向けアキュムレーター、油圧制御モジュールのほか、アクティブサスペンション、電動化部品を製造している。

2024/04/16

 

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