電気自動車(EV)向け固体電池の開発を進める米ファクトリアルは23日、韓国のLG化学と提携すると発表した。次世代の固体電池の開発に向けて協力するとしている。

電池材料に関するLG化学の知見と固体電池の開発や生産プロセスに関する知見を組み合わせることで次世代の固体電池の開発を加速する。将来的には技術ライセンスの供与や電池材料の供給契約に関する協議を進めることでも合意した。

ファクトリアルは、マサチューセッツ州ウーバン(Woburn)に本社を置くベンチャー企業。同社が開発を進める固体電池は従来の液体電解質を使用するリチウムイオン電池よりも安全性が高い一方で、EVの航続距離を従来比で最大50%延長することが可能とされる。

ファクトリアルには独メルセデス・ベンツや欧米ステランティス、韓国の現代自動車が出資していることで知られている。

2024/4/24

 

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