GSユアサは19日、中国に自動車用鉛蓄電池の工場を新設すると発表した。総投資額は175億円。新工場は天津市南港工業区に位置、グループ最大となる18万平方メートルの敷地に建設中で、2018年夏ごろの稼働を予定する。同市にある既存工場の生産を新工場に移転し、年産能力は現在の最大400万個から800万個に引き上げられる。

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GSユアサは1991年、天津市に天津杰士電池有限公司を設立した。出資比率はGSユアサが80%、天津百利機械装備集団有限公司が20%。

中国では今後、排出ガス規制強化に伴うアイドリングストップ車両や低燃費車両の需要が急拡大すると予想されていることから、新工場ではGSユアサの最新技術・最新設備を導入し、これらの環境対応車に搭載される高性能鉛蓄電池を中心に生産増強を行う。新工場の稼働により、売上高は現在の約2倍を目指す。

2017/1/20

 

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