カナダの自動車部品大手リナマーは21日、傘下の独ザイセンシュミット(Seissenschmidt)の残余株34%を取得し、完全買収すると発表した。買収額は公表していない。ザイセンシュミットは、ドイツとハンガリー、米国に拠点を置き、熱間鍛造部品に特化している。

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リナマーは先に、ザイセンシュミットの株式66%を取得する契約を締結していた。残余株の取得により、リナマーはザイセンシュミットの事業を完全に統合、コントロールし、ギアなどの製品供給先に、総合的な金属成形、機械加工ソリューションを提供することが可能になるとしている。

リナマーは、パワートレイン/ドライブライン部門と産業部門に分かれており、北米と南米、欧州、アジアの14カ国に生産拠点45カ所と研究開発(R&D)センター5カ所、販売事務所15カ所を展開。従業員数は1万9000人以上で、2013年の売上高は36億米ドルに上る。

2014/11/25

 

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