米連邦取引委員会(FTC)は19日、自動車の保証規定についてBMWとの間で和解に達したと発表した。BMWのミニブランドは以前、純正部品を使用している車両についてだけ保証を有効としていたが、純正以外の部品を使用している場合でも保証の対象となるとのFTCの主張を受け入れた。


FTC消費者保護局のディレクターであるジェシカ・リッチ氏は今回の和解について「BMWは商慣習を改め、ミニ車のオーナーに対して彼ら自身の権利を伝えることになるだろう」と話している。FTCはミニの保証規定が連邦取引委員会法に抵触していると指摘。同法では、メーカーが自社の顧客に対して、保証規定を通じて特定ブランドの部品や修理サービスを強要することを禁じている。

BMWは今後、ミニ車のオーナーに対して、第三者が製造した部品を使用し、第三者の工場で修理を受けたとしても保証規定が無効になることはないと通知することが義務付けられた。ただし、BMW側が無償で提供する部品については、この限りではなく、純正品に限定することができる。

2015/3/20

 

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