自動車部品大手の米TIオートモーティブは現地時間の13日、メキシコ北東部ヌエボ・レオン州モンテレイの新工場を開所したと発表した。起亜自動車のモンテレイ工場にフルイド(流体移送)システムを供給する。

50134.jpg


新工場の面積は5万3000平方フィート(約4920平方メートル)。5月からフル稼働し、約100人を雇用する予定。

ブレーキとフューエルバンドル、ブレーキライン、クラッチラインを製造するほか、将来的にはエンジンのウォーターホースやオイルホース、バキュームホース、トランスミッションライン、排気再循環(EGR)パイプを製造するための機器を導入する。

TIオートモーティブは1922年の創業で、米ミシガン州オーバーンヒルズに本社を置き、メキシコ国内では9つの製造拠点を保有している。昨年7月にプライベート・エクィティ(PE)投資会社の米ベインキャピタルの傘下に入っている。

起亜は14年8月にメキシコ工場の建設計画を発表。年産能力は30万台で、今年上半期(1~6月)中にコンパクトカーの「フォルテ」の生産を開始する予定となっている。

2016/4/15

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する