フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)傘下のイタリアの自動車部品大手マニエッティ・マレリは30日、中国・広東省広州市南沙区で新工場を開所したと発表した。サスペンションシステムのほか、自動車用ペダルを製造する。年間生産能力はサスペンションシステムが約22万台分、ペダルが約10万台分。
新工場の建屋面積は2万7000平方メートルで、このうち1万7000平方メートルが生産に充てられる。当初の従業員数は約60人。
同社は1996年に中国へ進出し、上海市に本社と研究開発(R&D)・エンジニアリングセンターを置き、広東省広州市のほか、合弁事業を含め、湖南省長沙市(排気システム)、浙江省杭州市(ショックアブソーバー)、安徽省合肥市(排気システム)、安徽省蕪湖市(自動車用ライトとパワートレイン)などで事業を展開する。
世界では19カ国に工場89カ所とR&Dセンター12カ所、アプリケーションセンター30カ所を保有。従業員数は約4万500人で、2015年の売上高は73億ユーロ(9025億円)に上る。
2016/5/31