米国の非営利団体コンシューマーズ・ユニオンが発行する有力誌「コンシューマー・リポーツ(CR)」がこのほど発表した「65歳以上の高齢者に推奨する25モデル」のランキングでSUBARU(スバル)「フォレスター」が首位となったことが分かった。


■2位と4位もスバル
2位もスバルで「アウトバック」となっているほか、4位にも「レガシィ」が入った。トヨタやホンダなどを含めた日本車としては25モデル中の15モデルを占めており、圧倒的な強さを示したことになる。日本車以外では起亜自動車が善戦しており、3位に「ソウル」、5位に「スポーテージ」が入った。トヨタでは6位の「ハイランダー」、ホンダでは9位の「オデッセイ(2017年モデル)」が最高だった。

同ランキングでは、CRの従来からの重要な推奨基準である信頼性と安全性に加えて高齢者特有の事情に配慮した基準のウェイトを高めている。高齢者は特に肉体的に動作の制限を受けることがあり、視力が衰えていることも多いことから、これらの点に配慮した。具体的には、(1)前席への乗り降りの容易さ、(2)低・中・高の身長ごとの運転席からの車外の見やすさ、(3)車内の各装置への手の届き易さと操作方法の分かりやすさ、(4)夜間に走行する際のヘッドライトの明るさと見えやすさ、などを重視している。

■若年層より事故は少ない=CR調べ
CRによると、米国市場でも65歳以上の高齢者のドライバーが占める割合は過去に例がないレベルに増えており、約4000万人の高齢者が運転免許を保持している。ただ、高齢者のドライバーは肉体的にも認知的にも制限が多いにもかかわらず、10代の若者よりも走行距離当たりの事故件数は少ないという。

また、CRの調べによれば、過去6カ月間に高速道路本線などへの合流や車線変更、周囲の車両の速度レベルに合わせたペース調整といった局面での運転に困難を感じたことがある、あるいはシフトレバーの操作ミス、赤信号などの無視といったミスをしたことがあると回答した割合は18~29歳の若年層よりも75歳以上の高齢者のほうが少なかった。

CRで自動車テスト担当ディレクターを務めるジェイク・フィッシャー氏は高齢ドライバーについて「安全に運転することが可能である限り、高齢者にとって運転し続けることは重要な利益になる。今回のランキングは高齢者が直面するであろう困難に対処するうえでの支えになるだろう」と述べた。

同誌は広告を掲載しないことで知られ、電子版を含む公称発行部数は約800万部。毎年2~3月に発売される自動車特集号は、新車販売に最も影響する媒体の一つとされる。

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