日本郵船は6日、トルコの複合企業、OYAK(オヤック)グループ傘下の港湾運営会社オヤック・ポートと合弁会社を設置し、最大都市イスタンブール近郊のコジャエリ県ヤルンジャ地区に完成車専用ターミナルを建設し、運営すると発表した。2019年半ばの運営開始を予定する。

同ターミナルは日本郵船がバース(岸壁)建設からかかわり、イスタンブール近郊で初となる完成車専用の大型ターミナル。PDI(完成車の納品前点検、補修、部品補給サービス)などの付加価値サービスも提供する。同ターミナルのバースの全長は539メートルで、水深は12~14メートル、ヤード総面積は約18万平方メートルで、約8000台の駐車が可能。

オヤック・ポートの事業基盤と、日本郵船がこれまで積み上げてきた自動車輸送・ターミナル運営のノウハウを活用し、完成車の輸出入拡大が見込まれるトルコ国内で日系自動車メーカーをはじめとする顧客のニーズに対応するとしている。

2018/4/9

 

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