自動車部品大手の米クーパー・スタンダードは14日、韓国企業のLS Mtronから自動車部品事業を買収すると発表した。LS Mtronの自動車部品事業の株式80.1%を取得する。
LS Mtronは2008年の設立で、2017年の売上高は1兆2630億ウォン(約1290億円)。自動車部品事業では主に燃料系統やブレーキ系統、パワーステアリング装置の流体制御関連部品や各種ホースなどを製造している。
クーパーのジェフリー・エドワーズ会長兼CEO(最高経営責任者)は「LS Mtronの自動車部品事業を買収することで当社のコア製品を増やすことができる。同時に韓国と中国、ブラジルで生産拠点も確保することになった」と述べた。
クーパー・スタンダードは米ミシガン州ノバイに本社を置き、シーリング部品やフューエルデリバリーシステム、アンチバイブレーションシステムなどを製造。20カ国で事業を展開し、従業員数は3万2000人以上に上る。
2018/5/15