インドの自動車部品大手アショック・ミンダ・グループ傘下のスパーク・ミンダは13日、西部マハラシュトラ州プネ近郊のイェラワダ(Yerawada)刑務所の受刑者に自動車用ロックセットの組立生産を委託すると発表した。CSR(企業の社会的責任)活動の一環として実施する。

同刑務所の女性受刑者を25~30人程度のグループに分けて就業機会を提供する。賃金は刑務所当局を通じて受刑者に支払う。女性受刑者に収入と職業訓練を受講する機会を提供することを主眼としている。ロックセットの組立生産に必要な原材料や機械、工具などはスパークミンダが用意する。

同刑務所で組立生産された製品は自動車メーカーに納入するのではなく、アフターマーケット向けに販売する方針だ。

アショック・ミンダ・グループは1958年に設立された自動車部品メーカーで、電装部品や計器パネル、スイッチ、キーロック、ランプなどの製造・販売を行っている。

2018/8/15

 

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