フォルクスワーゲン(VW)は21日、ブラジル法人が同国の飲料大手アンベブ・ブルワリー(Ambev Brewery)から電気自動車(EV)のトラックを大量受注したと発表した。2023年までに1600台を納入することになっており、この種の発表としては世界最大規模としている。


VWは年内に第1号車をアンベブに納入する予定。航続距離は200キロメートルとしているが、荷台などの装備によっては航続距離が低下する場合もある。リオデジャネイロの南に位置するレセンデ工場で生産する。

アンベブは自社のサプライチェーンで消費する電力の100%を風力や太陽光などの再生可能エネルギーの購入によって調達する方針。1600台のEVトラックの電池にも再生可能エネルギーで充電する。今回の契約により、アンベブは自社で使用している配送用トラックの35%をEVに切り替えることになったとしている。

2018/8/22

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する