タイヤ大手の米グッドイヤーはこのほど、スロベニア北西部クラーニ(Kranj)市にある既存工場を拡張すると発表した。乗用車向けの高級タイヤの生産能力を増強する方針だ。


投資額は9400万ユーロ(約126億円)で、床面積を5400平方メートル拡張する。2019年1月に起工し、20年と21年に段階的に拡張したうえで、22年までにフル稼働させる。追加分の生産能力は年間180万本で、現在より25%の増強となる見通し。製品は17~19インチで、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域向けに出荷することになっている。新規雇用創出は160人で、ほぼ全員が製造部門に配属される見通し。

グッドイヤーは1998年に同国へ進出し、2億7000万ユーロ(約341億円)を投じてクラーニ工場を建設した。同工場は現地法人のグッドイヤー・ダンロップ・サヴァ・タイヤズ(GDST)が運営している。

2018/12/27

 

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