独フォルクスワーゲン(VW)は3日、ブラジルの生産拠点であるVWブラジルが初めてグローバル市場向けの新型車を開発すると発表した。車名を含む詳細は明らかにされていないが、中・小型車向けモジュラー生産方式のプラットフォーム(車台)である「MQB」をベースにした「ニュー・アーバン・クーペ」で、デザインと開発をすべてブラジル国内で行う。2020年春に世界初公開し、同年からブラジル東部エスピリトサント州アンシエタ(Anchieta )の工場で生産を開始する。21年からは欧州でも生産する予定だ。


VWは2016年から20年までにブラジル事業に70億レアル(約1780億円)を投資し、新製品の開発やデジタル化、技術革新を進める方針を示していた。ブラジルでの新型車の開発は、南米市場でのビジネス機会を拡大するための再編プログラムに基づいている。

2019/9/4

 

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