米クーパー・タイヤ・アンド・ラバーはこのほど、東欧セルビア中部クルシェヴァツの工場の増強工事を行っていることを明らかにした。約5500万米ドルを投じ、工場の面積を88万2000平方フィート(約8万1900平方メートル)拡張。工事は今年後半に完了する見込みで、タイヤの年産能力は約3分の1増強され、欧州をはじめとする世界市場に大径タイヤを供給することが可能になる。


クーパーは2012年にクルシェヴァツ工場を取得。ブラッド・ヒューズ社長兼最高経営責任者(CEO)は、今回の拡張工事により、乗用車とスポーツタイプ多目的車(SUV)用タイヤに加え、4×4用タイヤや22インチまでの大径タイヤなどを含む小型トラック用タイヤの生産が可能になると述べている。

拡張により、118人の新規雇用が創出される見込み。拡張工事に当たっては、セルビア政府から約800万米ドル相当の支援を受ける。

2020/7/28

 

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