豊田通商は2日、ガーナに今年6月に設立した車両生産会社TOYOTA TSUSHO MANUFACTURING GHANA(TTMG)が同国で日本企業初となる車両組立事業者の認可を取得したと発表した。同国の首都アクラから30キロメートルの位置にあるテマ市に新工場を建設し、トヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」をSKD生産する予定。新工場は2021年半ばの稼働開始に向けて準備を進めている。

■年産能力は1300台

新工場の年産能力は1300台を予定。投資額は約700万米ドルで、約50人の新規雇用を予定する。豊田通商は昨年1月にトヨタからアフリカの営業業務の全面移管を受けており、TTMGはケニア、エジプト、ナイジェリア、ルワンダに次ぐ、豊田通商グループとしてアフリカ5カ国目の車両生産拠点となる。

豊田通商は昨年8月に横浜で行われた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)でガーナ政府と「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU(覚書)」を締結しており、今回の新工場の建設計画もこの覚書に基づく取り組み。

2020/11/4

 

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